最近では大人に勝るとも劣らぬ知識を持っていたり、小学生で英検や漢検を1級で保持していたりなど、博識な子どもや幼児を多くメディアでも見かけるようになりました。幼いころから豊富な知識があれば、学校や大学での勉強に困ることも少なく、就職でも有利な面が想定されます。私たちはこういった人を頭が良いとひとくくりにする傾向がありますが、果たしてそうでしょうか。
今回はそんな幼児と知育の関係についてまとめてみました。知識を多く吸収するには学校の勉強以外にも塾などに通う、読書で新しい知識を身に付けるなどの方法が挙げられますが、幼児のうちから頭が良いと言われている子どもはその時点で知識を豊富に取り入れるための準備をしているのです。それが知育です。そして、知育も幼少期の頃に多く知識を無造作に詰め込むわけではありません。大事なのは、発想力や考える力を身に付けさせるというところにあります。数学の計算や漢字の書き取りなどは基本答えが1つしかありません。そのため、私たちはこれを見たら答えはこれと一方的に決めつけて覚えているという方も多いです。しかし、最近では文題の答えをただ問うのではなく、問題を解いている本人の考える力を試している問題が増えているのも事実です。センター試験などでは問題の答えがあっていなくても、答えに導くための課程を記し、それが採点者の目に留まれば部分点をもらえるというケースも出てきています。もちろん正しい答えを述べることも大切ですが、自分自身が考える力も見られているというところにも一目置いておく方が良さそうです。